悪魔の料理番 ~逆説パラドックス~ 禁断の魔女レシピ

あなたの常識を覆す、暗黒エネルギーの新常識! 悪魔の料理番として命をささげた料理人はりぃが、 世の中に出回るありきたりな教えや道徳的な成功法則を破り、真のダークサイドへと導きます。 しかしその道の先は、地獄ではなく天国であった、、、

【人を動かす】ヤクザに道を譲らせるには?

私「今日はまた無理難題を押し付けますね」
 
悪魔「おれは無理なことを要求したことは一度もない」
 
そんな会話から始まったのは、
 
タイトルにもある“ヤクザに道を譲らせる方法”である。
 
 
悪魔「まあ、俺の場合はどんな奴でも避けて通るけどな、わっはっは」
 
私「当たり前でしょ、悪魔なんだから。避けなかったら命落として地獄行きだからね」
 
悪魔「いやいや、もしおれが生身の弱い人間だとしても、前から来る物騒な強面の男でも自分を避けて通らせることができるぞ」
 
私「まじですか?何するんですか?もしかして包丁持って暴れるとか、クスリやってラリッてるとか、そんな正気じゃない方法とかで、自分をもっと怪しく危険に見せる方法とかじゃないんですか?」
 
悪魔「いやいや、そんなんしたら、その前に警察に捕まるだろ、周りの人に通報されるだろ。そんな自分を危険にさらさなくても、もっと簡単にできることがあるんだよ。まあ、それがわかっていれば、そもそもお前は人を自由に動かすことができて、すでに金も地位も全て手にいれているだろうけどな」

私「そうでしょうね、、、言い返せないですからね。わかりませんからね。
でもそんな魔法みたいな方法があれば、みんなしているだろうし、もう怖いものなんてないじゃないですか?」

悪魔「そうなんだよ、ただ気付いていないだけなんだ。でも、だれもが“相手を動かそう動かそう”とばかり考えているために、この方法はほとんどの人は思いつかないんだよな。だがそれを知っている奴は、すでに大きな成功を手に入れているだろう、、、」

私「めちゃくちゃ気になる、、、」
 

、、、

想像してみてください。
道路を歩いていて、
前方からガラの悪いヤクザの集団が歩いてきたらどうしますか?
 
、、、

道を譲ったり、思わず避ける人が多いと思います。
しかし、そんな恐ろしい相手でも彼らの方から動いて道を譲ってもらう方法があります。
 
 
なんだと思いますか?
 
 
拍子抜けするほど、めちゃくちゃシンプルです。
 
 

では答えを発表する前に、、、
 
一度、考えてみてください。
誰でも確実に実行できて高確率で再現できる方法です。
 
 

私「うーん、、、例えば、目が見えないとか足が不自由とか怪我しているふりして、前から来る人を避ける事ができないとか?」

悪魔「、、、ちょっと違うな、
ヒントはビジネスでも人間関係でもそうだが、人を動かすための行動の逆転の発想だ」

私「、、、そうなると、私の周りに魅力的な何かをぶら下げて、そちらに誘導するとか?
例えば、百万円の札束を横にポイっと投げたら、ヤクザは私を避けてお金の方に行くでしょ?」

悪魔「そうだな、それはビジネスやマーケティングではよくやられている手法だな。
エサをぶらさげて、そちらに誘導する、、、。
ただ、多くの会社はそのやり方に固執しているから、いつまで経っても“いたちごっこ”で潰し合いになって、お互いが疲れてしまうんだよ。もっとシンプルな方法が目の前にあるのに、やはりだれも気付かないんだよな。」
 
私「もう限界です。降参。わかりません」
 
悪魔「しょうがないな、まあお前にだけは教えてやろう」
 

という流れで教えてもらった禁断のレシピを、こっそりあなたにも教えます。
 
 
、、、
 
それでは、答えです。
 

確実に、ヤクザを動かし道を譲らせるシンプルな方法とは、、、
 
 
 
 
 
 
止まる
 
 
 
 
です。
 

自分が止まった状態になれば相手の方から勝手に動きます
拍子抜けかもしれませんが、これが『人が動く究極の原理』です。
 
少し解説します。
 
世の中で「人を動かす方法」というのが流行っていたりします。
営業とかセールス、コピーライティングも同じです。
 
「いかに人を動かすか」

という事にみんな必死です。
でも、人を動かすために自分から動きすぎる人が多いです。

でも、一度自分が止まってみると、
そもそも人なんて動かさなくても『勝手に動いてる』ことに気が付きます。

そうなんです。
元から動いてるものを動かそうとする必要なんてないんです。
ほっといても、自分勝手に人は動いてるんです。
 

ちょっと想像してみてください、、、

・Aさんは、北に時速5kmで歩いてる
・Bさんも隣で、北に時速5kmで歩いてる
 
という状況だったら、AさんからはBさんはどう見えますか?
 
動いてないように見えますよね。
 
Bさんからも同じように見えています。
 
同じ速度で、同じ方向に進んだらずっと2人とも動いていないことになるんです。
周りと同じように動いたら永遠に人は動いてない状態になります。
 
なんとなくこの感覚、伝わるでしょうか?
 
 
結局、何が言いたいのかというと、人が動いたかどうかは、
自分と周囲との速度のギャップ
だけなんです。

多くの人は、動くのが好きです。
動くのが生きる上での前提だったりします。

そこで、動きを止めると周囲と速度のギャップが生まれます。
動きを止めないと世の中が動いてる事実が見えません。
 
 今一度、ヤクザの例に戻りますが、
もしあなたが道端に生えてる木だったら、、、
確実にヤクザの方から動いて避けていきますよね?
 
まっすぐ木にぶつかって
「おまえ何で避けないんだ、コラァ!」
なんて怒り出す人がいたらかなりヤバイ人です。

結局、世の中には動きが速い方から先に動く原理があります。
 
例えば道路で、自転車と人が遭遇したら動きの速い自転車がよけます。
 
同じ方向に歩いていても、速度が速い方が、遅く歩いている人を避けて通り過ぎますよね。

つまり、、、
もし、相手から動いてほしいなら相手よりもスローになる必要があります。

ヤクザの怖さや威圧感も、実は『スローな動作』が根源だったりします。

威圧感のある人の特徴として『ゆっくり大きく動く事』があります。
悪魔だって、せわしなくバタバタ動いているイメージはありません。

マフィアのドンとかはどしっと座って動かずじっとしているイメージがあると思います。

速度を遅くするほど、周囲への影響力が生まれるんです。

つまり、人に動いてほしければ自分をスローにする必要があります。

それを限界まで極めると「動かない」となります。
動きを停止すれば周りが動き出すんです。

多くの人は、
「人を動かす方法が知りたい」
「どうしたら人は動くのか」
など、なんとか人を動かそうと自分が動き回ってしまいますが、
その意欲は悪いとは言いませんが、逆の発想をしてください。

仕事でもなんでも、
自分から色々動き回ったら、、、
相手は、自ら動く必要がなくなっていきますよね。

あなたもこの感覚が伝わると、また行動の仕方が変わってくると思います。
 
本当に周りのみんなが避けるので、街中で一度実験してみると面白いと思います。